ピアニコ

子どもの影法師1

口笛を吹いて旅に出よう
真っ黒い顔したピアニコ
調子外れの手回しオルガン
東の国の歌を奏で始めたよ

砂漠の足跡のどが渇いても
きこりの切り株ひざをすりむいても
無邪気なその目に映る景色を
オレンジ色で埋め尽くしておくれ

ピアニコ ピアニコ
ピアニコ ピアニコ

ざわめく街の無口な午後は
水車小屋の前で待ち合わせ
背中に隠したピンクのガーベラ
花売り娘に恋をしたの?

ピアニコ ピアニコ
ピアニコ ピアニコ

淋しい夜がきて
また一人ぼっちになったとしても
たぶん大丈夫だから

ピアニコ 夢見飽きても
ピアニコ 醒めない夢を見せておくれ

(作詩作曲:かめ 編曲:マニアック京都)

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名前をつけてくれ

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そんな言いわけが聞こえてるのならば
何にも言わずに抱きしめて
ああ 祝杯掲げその間違いもすべて
知らないふりをしていて欲しいのです

そういう憧れも
そういう諦めも
自由とか希望とか言ってみたかった

そういう泣き言も
そういう戸惑いも
斬り捨てご免の侍スピリット

空虚だな今何時?東京塔
空虚だな取ってつけた物言いは

そんな言いわけが聞こえてるのならば
何にも言わずに抱きしめて
ああ 祝杯掲げほかの誰より早く
聞きたい言葉をかけて欲しいのです

そういうわがままも
そういう憐憫も
誰かのせいにできたらいいのに

簡単だな消費するありがとう
ほんとの気持ちは届くかな

そんな悲しみもそんな優しさも
気づけぬほどに疲弊した未来
ああ そんな同情も受け入れてあげるよ
名前をつけてくれるのなら

まぶしいな月明かり常夜灯
明日はもっとマシな人間に

そんな悲しみもそんな優しさも
気づけぬほどに疲弊した未来
ああ そんな絶望も受け入れてあげるよ
名前をつけてくれるのなら
きみがどこの誰であろうと

(作詩作曲:かめ 編曲:マニアック京都)

時間泥棒

時計1

ぼくは逆立ちして
あの丘で見てたんだよ
水平線の向こうまで
地面の重さを感じたよ

失くした反対側の靴も
ひび割れた時計の写真も
北を指せない方位磁石も
捨てられないでいるぼくは

月の影に紛れて
ガラスの星屑かき集めた
小さなお部屋にいっぱいの
ガラクタだらけのぼくの町
満たすそばから崩れ落ちた
ぼくの宝物

架空の世界に棲むぼくが
はじめて手にした世界地図
印つけようとするけれど
自分の居場所がわからない

でたらめに鐘が鳴る夜
蛍光ペンを握りしめた
小熊のしっぽに誘われて
ひしゃげた星座を描くとき
着の身着のまま走り出した
丘の向こうへ

地球の傾きを調節する神様は
ぼくとの約束なんか守ってる暇はないよね
大切にしまってた砂時計逆さにして
溢れる砂を撒き散らすよ

ぼくの足跡が続く道
砂漠の風に今消えたよ
夕焼け空光る一番星
一番きれいに輝いたら
ぼくはきっと旅人になる
夜の魔法で
流星空に放つときの
約束だから

(作詩作曲:かめ 編曲:マニアック京都)